2020年05月27日

色々なタイプの白い杖


一口に白い杖(白杖)と言っても色々なタイプのものがあります。
大きく分けると、ストレートタイプのものと折り畳み式のものがあり、
長さや太さ、材質も様々。

ストレートタイプのものは、杖の先で地面にふれたときの感覚が手元に伝わりやすいと言われていて継ぎ目がないので丈夫。
折り畳み式のものは、4段、5段折りなどにできて、コンパクトになるので、
使用しないときはしまっておけて便利ですね。

杖の構造は、グリップ、シャフト、チップ(石突)の3つに分けられます。

材質は、アルミ合金のものやグラスファイバー、カーボンでできたものなど様々。
太さも色々なものがあるのですが、
直系2センチ弱くらいのものが多いのではないでしょうか。

チップ(石突)も様々なものがあり、細いものや太めのもの、引っ掛かりを防げるような大きめで回転するものなども出ていますね。

長さは使う人によって変わるのですが、目安として、足元から鳩尾(みぞおち)あたりの長さのものがちょうどよいと言われています。

また、周囲に見えにくいということをアピールするための、
シンボルケーンというものもあります。

そして、最近では、超音波の反射を利用して安全を知らせるハイテクなものがあったり、LEDなどが内蔵されたものもあるようですね。

私の使用している白杖は、4段折のもので、長さが125センチメートル、
材質はアルミ合金、チップはスタンダードなものをつけて使用しています。

いつも外に出るときは必ず携帯して、手となり目となってくれている白い杖。
私たちの大切なシンボルであり、大切なアイテムです。
posted by タマ at 11:26| 視覚障害

2020年05月18日

エイサーの構成について


数十人から百人を超える集団となって演舞される沖縄のエイサー。
その構成は、どのようになっているのでしょう。

現在は、太鼓エイサーが主な形となっていて、
地域や団体によって、その構成は多少変るものの、
主な構成としては、下記のようなものとなっています。

旗頭(はたがしら)
先頭に立って、その地域や団体の名前を記した縦長の大きな旗を持つ。

太鼓打ち(テークウチ)
大太鼓(ウフデークー)、締め太鼓(シメデークー)、
パーランクーの3種の太鼓があり、主に男性が担うことが多い。

地域や団体によってはパーランクーのみ使用したり、
大太鼓と締太鼓のみで、パーランクーは使用しないところもある。

手踊り(ティモーイ)
主に女性が何も持たずに踊り、
地域によっては四つ竹や手拭(ティサージ)などを持って踊ることもある。

地謡(ジウテー)
三線(さんしん)を弾いて歌を歌う。
2名から6名くらいが地謡を務めることが多い。

京太郎(チョンダラー
道化役を演じながら、隊列の整理なども担う重要な役割。

このような5つの役割によって構成されて演舞されるエイサー、
その一糸乱れぬ演舞と迫力ある太鼓の音とバチさばきは、
見る人の心に大きな感動を与えます。
posted by タマ at 16:08| エイサー

2020年05月15日

白い杖(白杖)の役割


街の中で白い杖を持って歩いている人を見かけたことのある人も
多いのではないでしょうか。 
今日は、私も使用しているそんな白い杖(白杖)の役割についてお話したいと思います。

見えない・見えにくい人が使用している白い杖(白杖)。
その白杖は3つの役割をもっています。

1 歩行面・路面の情報を得る
 2 障害物から身を守る
 3 自分の存在を周囲に知らせる

1 歩行面・路面の情報を得る
杖を通して、歩こうとしているところの状態を確認したり、
段差のあるなし、障害物のあるなしや、また、
白杖を突くときの音の反射を聴いて、周囲の情報も得ることができます。
これによって、周りが広い空間なのか、狭い空間なのかといったことがわかり、
その反射音を利用して、曲がり角を探す手掛かりにしたりもしています。

2 障害物から身を守る
町の仲をあるいていると、色々な障害物があります。
例えば、電信柱や道路標識、お店の立て看板や止めてある自転車、車両通行止めのポールや柵など、色々なものが街中に存在しています。
白杖を突きながら歩くことで、そうした障害物に直接ぶつかることを避けることができ、身を守ることができます。

 3 自分の存在を周囲に知らせる
杖を持っていることと、白杖を突くときの音によって
周囲の人たちに自分の存在を知らせることができます。
このことによって、歩行の安全を確保でき、必要なサポートが受けやすくなります。
町仲を歩いていると、慣れているところでも方向感覚を見失うなどして、自分の位置がわからなくなったり、道に迷うこともよくあるのですが、
そうしたときなど、困っている様子に気づいてくれた人に
声をかけてもらいやすくなります。

このように大きく3つの役割をしてくれている白杖は、
私も含めて視覚障碍者の体の一部のようなものであって、
とても大切なものとなっています。
posted by タマ at 12:34| 視覚障害

2020年05月14日

琉球古典音楽 かぎやで風(かじゃでぃふう)節


 今日の誇らしゃや 何にぎやな譬る
  きゆぬ ふくらしゃや なうにじゃなたてぃる

 蕾で居る花の 露行逢たごと
  つぃぶでぃうるはなぬ つぃゆちゃた ぐとぅ

 今日の喜びは何にたとえようか
 蕾んでいる花が、朝露と出会った時のようだ

結婚式やお正月、舞台などの幕あけなど、おめでたい席において、
最初に歌われる代表的な楽曲として知られています。

また、琉球王国の国王の御前で演奏されたことから、御前風(ぐじんふう)とも言われ、
この、かぎやで風と合わせて、恩納節(うんなぶし)、長伊平屋節(ながいひゃぶし)、中城はんた前(なかぐしくはんためー)、特牛節(くてぃぶし)と合わせて御前風五節と呼ばれているほか、
長寿、子孫繁栄、五穀豊穣を願う琉球舞踊の老人踊りとしても踊られています。

つぼんでいる花が朝露を受けて、今まさに花開こうとしている様子を思い浮かべるだけで、
とても心が洗われて、気持ちが晴れ晴れとしますね。
そんな思いを込められて最初に歌われる、このかぎやで風。
それは言霊となり、その場を浄化し、さわやかな空気となって、
そこに集った人の心を包みます。
posted by タマ at 11:43| 歌三線

2020年05月10日

心を魅了する沖縄のエイサー


エイサーは沖縄の盆踊り、祖霊・精霊の供養を目的とした念仏踊りから発展してきた伝統芸能

その起源は、1603年に沖縄に渡来した浄土宗の高僧 袋中上人(たいちゅうしょうにん)が、
浄土の教義を世間の人たちにわかりやすくして琉歌念仏を作り、節を付けて布教したことからはじまりました。

その後、念仏者(ニンブチャー)と呼ばれる人たちが表れて、
18世紀半ばころには、王家や貴族の間で、お盆になると、彼らを屋敷に招いて祖霊の供養をするという風習ができていたそうです。
その、ニンブチャーによって、念仏歌が三線に乗せられて歌われるようになったことが、エイサーのはじまりだと言われています。

この念仏者(ニンブチャー)は、お祝いの歌、葬式での念仏、漫才芸などをする門付け芸の、
京太郎(チョンダラー)を兼ねていました。

当初は、ニンブチャーにより念仏歌のみで歌われていましたが、さらに庶民の間にも広がりを見せ、
明治に入ってからは、各村や地域の青年たちが、それを担うようになり、毛遊び歌や民謡も取り入れられるようになりました。

戦後は、1956年に、旧コザ市(現在の沖縄市)で全島エイサーコンクールが開催され、
見せるエイサーとして、さらなる発展をするようになり、その後、全国的に沖縄出身者を中心にエイサー団体が設立され、
現在では、さらに独自のエイサー団体も数多く設立されて、様々なイベントや行事にて演舞されるようになっっています。

青年たちが踊りながら太鼓を打ち鳴らし、歌と囃子に合わせ練り歩く、迫力ある伝統芸能。
その演舞は私たちの心を魅了します。
posted by タマ at 16:01| エイサー