2020年05月27日

色々なタイプの白い杖


一口に白い杖(白杖)と言っても色々なタイプのものがあります。
大きく分けると、ストレートタイプのものと折り畳み式のものがあり、
長さや太さ、材質も様々。

ストレートタイプのものは、杖の先で地面にふれたときの感覚が手元に伝わりやすいと言われていて継ぎ目がないので丈夫。
折り畳み式のものは、4段、5段折りなどにできて、コンパクトになるので、
使用しないときはしまっておけて便利ですね。

杖の構造は、グリップ、シャフト、チップ(石突)の3つに分けられます。

材質は、アルミ合金のものやグラスファイバー、カーボンでできたものなど様々。
太さも色々なものがあるのですが、
直系2センチ弱くらいのものが多いのではないでしょうか。

チップ(石突)も様々なものがあり、細いものや太めのもの、引っ掛かりを防げるような大きめで回転するものなども出ていますね。

長さは使う人によって変わるのですが、目安として、足元から鳩尾(みぞおち)あたりの長さのものがちょうどよいと言われています。

また、周囲に見えにくいということをアピールするための、
シンボルケーンというものもあります。

そして、最近では、超音波の反射を利用して安全を知らせるハイテクなものがあったり、LEDなどが内蔵されたものもあるようですね。

私の使用している白杖は、4段折のもので、長さが125センチメートル、
材質はアルミ合金、チップはスタンダードなものをつけて使用しています。

いつも外に出るときは必ず携帯して、手となり目となってくれている白い杖。
私たちの大切なシンボルであり、大切なアイテムです。
posted by タマ at 11:26| 視覚障害

2020年05月15日

白い杖(白杖)の役割


街の中で白い杖を持って歩いている人を見かけたことのある人も
多いのではないでしょうか。 
今日は、私も使用しているそんな白い杖(白杖)の役割についてお話したいと思います。

見えない・見えにくい人が使用している白い杖(白杖)。
その白杖は3つの役割をもっています。

1 歩行面・路面の情報を得る
 2 障害物から身を守る
 3 自分の存在を周囲に知らせる

1 歩行面・路面の情報を得る
杖を通して、歩こうとしているところの状態を確認したり、
段差のあるなし、障害物のあるなしや、また、
白杖を突くときの音の反射を聴いて、周囲の情報も得ることができます。
これによって、周りが広い空間なのか、狭い空間なのかといったことがわかり、
その反射音を利用して、曲がり角を探す手掛かりにしたりもしています。

2 障害物から身を守る
町の仲をあるいていると、色々な障害物があります。
例えば、電信柱や道路標識、お店の立て看板や止めてある自転車、車両通行止めのポールや柵など、色々なものが街中に存在しています。
白杖を突きながら歩くことで、そうした障害物に直接ぶつかることを避けることができ、身を守ることができます。

 3 自分の存在を周囲に知らせる
杖を持っていることと、白杖を突くときの音によって
周囲の人たちに自分の存在を知らせることができます。
このことによって、歩行の安全を確保でき、必要なサポートが受けやすくなります。
町仲を歩いていると、慣れているところでも方向感覚を見失うなどして、自分の位置がわからなくなったり、道に迷うこともよくあるのですが、
そうしたときなど、困っている様子に気づいてくれた人に
声をかけてもらいやすくなります。

このように大きく3つの役割をしてくれている白杖は、
私も含めて視覚障碍者の体の一部のようなものであって、
とても大切なものとなっています。
posted by タマ at 12:34| 視覚障害

2020年05月05日

視覚障害について


視覚障害とは、視力や視野に障害があり、日常生活に支障を来たしている状態で、
メガネなどを使用しても一定以上の視力が出ない状態のことを言います。

見え方の状態は、全盲と弱視(ロービジョン)に分けられます。

全盲は、まったく見えないという状態を含めて、
わずかにぼんやりと影や明るさ程度がわかる状態も含まれます。

弱視(ロービジョン)は、ある程度視力のある状態、また、視野に障害のある状態で、
視覚障害の多くが、この弱視(ロービジョン)ということになります。

原因は、生まれついてのものと、人生の半ばでなるものとがあり、
日本での三大失明原因として、下記の3つがあげられています。
・緑内障
・糖尿病性網膜症
・網膜色素変性症

私の場合は生まれついての緑内障での視覚障害でロービジョンとして生まれ、
27歳のときにほとんどの視力を失って全盲となってきました。

視覚障害というと、まったく見えない人というイメージを
持たれている方もあるかと思うのですが、
実は、視覚障害者の大半は弱視(ロービジョン)ということになります。
そして、その見え方は様々なんですね。

視野の障害では、見える範囲が狭く中心だけが見えていたり、
また、その逆で、中心だけが見えなかったり、
さらには、見えない部分が斑になっていたりする場合もあります。

また、まぶしさを非常に強く感じたり、暗がりでは何も見えなくなったりするという状態もあります。

そして、その程度も、人それぞれなので
それぞれの不便さがあるということになります。
posted by タマ at 10:57| 視覚障害