最近単独で街を歩くことが少なくなっていた。教室や演奏ではガイドヘルパーを頼むことが多く、日常の買い物などでは家族と車で出かけることが多くなっていた。
単独だと、迷うことなども多いが、それでも気ままに自由に行動できるのがうれしい。
久しぶりに、近くのDIYショップに買い物に行った。
ダイニングのドアノブが壊れてしまったのでそれを治すために必要な工具を買いに行ったのだ。
お店の近くまでは音と感覚を頼りに、なんとか辿り着いたが、お店の入り口がわからない。
近くにいた人が声をかけてくださり、お店の入口まで連れて行ってくれて、店員さんに繋げてくれた。
お礼を言って、その方と笑顔で別れる。
やっと辿り着いたお店だったが、思っていた工具がなく、そのお店を後に、さらに近くの100均へと向かう。
白い杖を片手にテントゥンテントゥン。100均に辿り着き、なんとか使えそうな工具が見つかり購入。
これで、ドアノブの修理ができそうだ。
ちょっと小腹がすいたので、マックでコーヒーでも飲もうか。
久しぶりに単独でマックに行った。
いつも行くお店であれば、音などの目印を頼りに、お店の前まで行くことができる。店員さんの声が聴こえてきたら、こっちのものだ。その超えのする方向へと進んで行けばいい。
久しぶりの単独歩行での買い物、迷いながらではあっても、自由に歩けることの喜びをかみしめた。