2020年05月14日

琉球古典音楽 かぎやで風(かじゃでぃふう)節


 今日の誇らしゃや 何にぎやな譬る
  きゆぬ ふくらしゃや なうにじゃなたてぃる

 蕾で居る花の 露行逢たごと
  つぃぶでぃうるはなぬ つぃゆちゃた ぐとぅ

 今日の喜びは何にたとえようか
 蕾んでいる花が、朝露と出会った時のようだ

結婚式やお正月、舞台などの幕あけなど、おめでたい席において、
最初に歌われる代表的な楽曲として知られています。

また、琉球王国の国王の御前で演奏されたことから、御前風(ぐじんふう)とも言われ、
この、かぎやで風と合わせて、恩納節(うんなぶし)、長伊平屋節(ながいひゃぶし)、中城はんた前(なかぐしくはんためー)、特牛節(くてぃぶし)と合わせて御前風五節と呼ばれているほか、
長寿、子孫繁栄、五穀豊穣を願う琉球舞踊の老人踊りとしても踊られています。

つぼんでいる花が朝露を受けて、今まさに花開こうとしている様子を思い浮かべるだけで、
とても心が洗われて、気持ちが晴れ晴れとしますね。
そんな思いを込められて最初に歌われる、このかぎやで風。
それは言霊となり、その場を浄化し、さわやかな空気となって、
そこに集った人の心を包みます。
posted by タマ at 11:43| 歌三線